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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【入学後のためのヒント2】新生活と人間関係【小学校の集団生活が苦手】

前の記事の続きです。

【サバイバルハック】

自分と近い文化、思考や納得感を愛する文化圏に生まれながら、サル山、お気持ちにも造詣が深い、いいリーダーになれそうな子を発掘してみませんか。

グループワークや行事などで、より良いものにしようとはりきるのもいいのですが、リーダーに相応しい人材を探す時間として活用するという選択もオトクですわよ。たとえばですが、異文化の者に感謝したりねぎらったりしてうまく関われている子を探すのです。つまり、異文化との折り合いの付け方として、承認をうまく利用できているモデルを探します。いないかもしれないけど。
見つけたら、作り笑顔を携えて(笑)観察して、その方法を学んでみてください。その子に無理をさせないようにしつつ、天下統一(大袈裟)をサポートする…なかなか楽しそうなポジションではありませんか?
*1



コミュニケーションスキルは、本当に上質なスキルであるほど、簡単には完成しません。小学校とかで本能ベースでわ~きゃ~楽しそうにやっていた女子グループの子は、大人になって、初めて人間関係に失敗すると、立ち直り方がわかりません。

でも、本能的に群れを作る機能は弱くて、しくじればしくじるほど、しくじりの活かしがいが出てきます。人には黒歴史と呼ばれるネガティブな記憶があり、自己嫌悪のもとにもなりますが、案外のちの学びになっているものです。
ヒトは大自然の一部で、人間関係も自然現象の一部。おばちゃんと、このようなアプローチをすれば、群れの行動機序を理解できるようになりますし、異文化体験として楽しめるようにもなります。


学校は、飽くまでも、たくさんある人間関係教習所のひとつです。
そこでなんでもうまくこなしても路上でやらかすこともありますし、教習所内より路上でうまくできるケースもあります。

思いがけず人を傷つけてしまうかもしれないことを気に病む方もいらっしゃるでしょう。自分が傷ついて怖くなった方もいらっしゃるでしょう。悲観してもいいけど悲観しなくてもいいです。
おばちゃんは、傷つく感受性がある方は、傷つくことから大切なことを学ぶ力も秘めていると確信しています。


細やかな感受性のある方々は、学校生活を通して、学校が怖いと感じるようになることがあります。
ネガティブな記憶と結びついた特定のなにかを怖がっていることがほとんどです。それであれば、記憶の解毒のし方と、言葉や態度等の受け取り方のコツをお教えします。ダメ元で、やってみてください。怖い怖いという感覚は少しずつ収まっていきます。やがて、心身を守るのに役に立つ、ちょうどいい警戒センサー程度に収まっていきます。生存本能が控えめだと、恐怖という刺激がなければ、いい警戒センサーは身に付かないのです。



人の気持ちを大切にしたいと思う方ほど、人間関係でしくじることが怖くてたまらないと感じるものです。

心の中に、生ハムの原木代わりの…なにかお守りがあるとよいかもしれないなと思います。お気に入りのぬいぐるみでも、冷凍庫のピノでもよいでしょう。


オトナはすぐ
「関わらなければいい」
「距離を置け」
「無視しなさい」
といいますが、おばちゃんは、難しいことだと思います。オトナだって、できてない人がほとんどでイライラしてるじゃんねぇと思ってしまいます。

特に学校生活においては、物理的な距離を取るとか無視するという対処法には限度があると考えています。


そこで、心理的な距離、精神的な距離を置くイメージトレーニングをお勧めしています。

学校はインドで先生や生徒はインド系だと思うようにしてみたら、なんて言うこともあります(人種差別ですかね?)。

たとえば私は物を渡すときには両手で渡すのが礼儀だという文化を持っていますが、インドでは左手は不浄な手ということで、差し出すのは失礼にあたります(たぶん)。インドの人からしたら、日本の表彰状贈呈式はどう見えるのでしょう。批判したくなる人がいるのは無理ないですね。

一方、私がインドの鉄道が時刻表通りでないのを怒っても、不毛ですね。暇つぶしの本や椅子、旅程の余裕を持っていればイライラ対策になります。


心理的距離は置き方にコツがあります。それを知らないと、大人でも苦労しているぐらいです。でも、使えるようになると一生モノです。

異文化だと割り切る…
信用しない…
自分だったらこんなときこう感じる、というあなたの想定が通用しにくい人だと心の中で認定しておく…
「来世は幸せになってね」
と心の中で手を合わせる…
流れる雲やトイレの中に、その人のイメージを重ねて流れを見ながらバイバイする…
などなど。その人によってビビッとくる方法は異なります。

どれも手段にすぎず、万能ではありませんが、大した手間でもないので、練習しておいて損はないでしょう。
もちろん、今すぐできるようにはなりません、なったらスゴすぎまし、生き急ぎすぎです(笑)。

ひょっとしたら、あなたは、今の学校環境にはもう見切りをつけていらっしゃる頃かもしれません。関わらないという戦略で平穏を得ているかもしれません。
でも、もうどうでもいい環境は、安心して練習台、叩き台にできるとも言えそうです。練習してみていただけたら、謎のおばちゃんが喜びます。

終わりに

新しい環境に向けて、誰しも不安や興奮で、平常心ではいられません。もし平常心だったり、前向きな希望でいっぱいなら、よっぽど感受性擦り切れてるか、よっぽど危機予測が甘いかのどちらかではないでしょうか。

新しい環境や人間関係、苦手意識や気後れがなきゃおかしいと言っても過言ではありません。
異文化留学生みたいなものですからね。

緊張の中で張り切りすぎると、十分な呼吸ができなくなることもあります。適応の速さには個人差があります。確固たる何かに適応するのだという誤解があるとうまくいかないようです。「大中小の干渉し合う波に適応する。適応できたと思ってからも何度でも溺れてしくじり経験を確保せよ」的なマインドセットに基づいて工夫すれば、あとは時間がほとんど解決してくれるでしょう。


力加減や時間の使い方がつかめるまでは、半分諦め、半分実験か潜入調査、ぐらいの力加減で過ごすのも一案です。
生存本能ベースの中央政権の辺縁にいながら、構成員の挙動を観察するために、表向き従う忍者か覆面調査員、ぐらいで過ごしてみては。本能的には群れる機能は弱い方ほど、知的好奇心ベースで、異文化交流を面白がれるようになる素養があります。


ただし、自分の文化を見失わないように。自分に対して、放射性廃棄物みたいな封印を施してしまうのはもったいないです。開閉可能な蓋をつけ、ボリューム調節しながら、自分の文化も有効利用しましょう。

おばちゃんは、新生活の戦略について誰かと考えたいというお子さんを、応援しています、といっても大したことはできないけど、謎の力はあるみたいなので。お手伝いさせてくださいね。

おまけ

新しい環境ならではの困難の乗り越え、やり過ごし方、ご縁の作り方だけでなく離れ方も、いろんなパターンをシミュレーションしておきましょう。

無駄だって?どうせ失敗するって?そうですね、無駄にもなりますし、失敗も当然してください。でも、無駄や失敗直後には死にたいぐらいの辛さしかもらたさなかった経験ほど、何年もしてから恩恵をもたらしてくれるのです、おばちゃんも若い頃は信じられなかったので信じろとは思いません、おばちゃんがウソつきかどうか、確認をお願いしたいとは思いますけどね。

どうやったらいいの?と思われたなら、まずはあなたや親御さんのご経験の記憶の中から
「無駄だと思った、失敗したと思った、でもなんだかんだそれはそれでよかった」
という経験を思い出して、記録してください。

もしひとつもなければ、受験勉強と並行して、物事の感じ取り方の調整を行う必要がありそうです。

たとえば、お米を炊いたら固すぎたので雑炊にしたらとっても美味しかった、目玉焼きにしようと思ったけど割れちゃったのでスクランブルエッグにして美味しかった、ほしかったグッズは買えなかった、けどそのお金を取っておいたらしばらくして新たなお気に入りが買えた、みたいな経験を大切にしてください。ネガティブな経験がプラスに転じた経験は、おうちで今すぐ作ることもできます。安心してお試しください。


集団生活に嫌悪感があった方が、新しい集団内で健やかに過ごすためには、古巣での準備がものすごく役立ちます。
感受性豊かな方、HSP HSCと思われる方、知能や知的好奇心が高い方は特に、受験や4月からの新生活に目を向け、過去に蓋をしようとしますが、ぜひ古巣を練習台叩き台として役立てて、しくじりも含めて、実りある経験に変えていきましょう。

おばちゃん、応援歌歌いますよ!(いらねー!)

*1:もちろん御自分が、人を承認する役割を担えるように練習するのも良いでしょう。 対人関係は一日にしてならず。才能と経験値と運と目つき(おばちゃんと練習するとすぐ整います)のうち、才能以外は、適切な練習でぐっと向上します。運さえも! 人間関係に興味があっても、経験値が低いうちは承認力の高め方がわからないため、一時的にはヒヤーーーーとした空気になることもありますが、それにめげていると人間関係が運頼みになっちゃいます。 具体的な手法としては、仲間になりたい相手だけでなく、そのまわりも気分良くなる褒め方を思考して繰り出すなどなど。


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