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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【質問箱13】好きを学び、仕事にしたい!大学入試改革、推薦と一般入試どっちが有利ですか?【学校選抜型入試と総合型選抜入試と一般入試のお得度は個人差大!塾比較は難しいけどビジネスモデルははっきり分かれてます、全国目指して部活や課外活動やってたならAOI総合型選抜AO入試専門塾!】

【AOI総合型選抜専門塾とコラボ!無料カウンセリングで無料カウンセリングプレゼント】

ASD, ADHD, LD, ギフテッド, 2e, 発達障害グレーゾーンの皆様より、人気大学の推薦入試に関するご質問、いただいています。

今回の趣旨としては
「ニーズのある特技があって、学歴を看板にできる仕事力があるならオトクな道に見えるし、高校のスタンスによってはチートと言われても仕方がないようなミラクル進学が多数起きている。
けど、地雷も埋まってる。

メンタル弱いから推薦で、ってのはどうかと思う(むしろ図々しいぐらいでないと)。これからのお子さんならば、幼児教育の時点から頭の片隅に入れておくべき時代」

編集下手すぎて内容が前後しますが、よろしくお願いいたします。

Q.一般入試か推薦入試か、気になり始めました。概要を教えてください

…目の前のデバイスで調べてみてくりと言いたい!しかし!一般入試に片足おいておくなら河合塾さんのおサイトでお調べいただければとりあえずー。

河合塾さんは、全日本各地で生の大学受験生を扱っていて、かつ、そこそこ広いレンジの大学受験生の動向をみています。
視野は現実的で、広め。

地域によってピントはズレるかもしれないけど、そもそも推薦なんていうゴニョゴニョしたことはね、ネットで調べても奥歯にものが挟まったような書き方しかできないんだよ、だから推薦のプロによるカウンセリングサービスがあるわけだ。

その河合さん、ついに東大京大含む国公立大学の推薦入試向けの講座を開講なさいまして、いよいよ推薦の時代だなというかんじ。

国公立は私大と違って、推薦と言っても、大学側での学力チェックはありますよ!共通テストも受けなくちゃいけないし。

飽くまでもワンチャン狙いで引っかかったらラッキー的に、国立と国立の併願みたいなノリの推薦入試ユーザーも増えると思います。

真の合格難度は神のみぞ知る。
これねー実際受かる子はかなり優秀か、わかりやすいタイトル持ってる子なのではないかしらん。切り換え上手な要領いい子はどうぞ!と思うが、そうでない子は、推薦の結果が気になって、2月まで一般入試の準備にに身が入らないなんてことも頻発している模様。やたら勧める高校もあると思うけど、性格との相性よく考えて。切羽詰まる時期を遅らせてしまうというリスクも踏まえてね。
拡大する学校推薦型選抜と総合型選抜 | 大学入試の基礎知識 | 河合塾 Kei-Net

一般入試はむりーーーってかんじで、推薦(総合型選抜)に全振りする気があるなら、総合型がいかに素晴らしいロマンに満ちた大学受験か語ってくれるところで調べて覚悟を決めるのもいいかもね。まあでも一般入試むり、の内容にもよる。ちまなみに、指定校推薦や学校推薦型選抜を応援すると謳う大手がほほないのは、それらは各高校側の事情や駆け引きというでかい因子があるからです。指定校推薦の対策はどちらかというと高校サイドのほうが詳しい(…とも限らないな、なんていうか学校のそのときのスタンスによって玉虫色で一貫性が見出しにくいんだよな)。

とにかくね、見た目や身長、あるいは健康状態や出席日数からして総合型選抜の向き不向きあるという説すらある。その道のプロに見定めてもらったほうがいい気がする…。


推薦入試はね、実態が大学によっても年度によってもガッタガタでよくわかんないから、情報をどこから得るかによって、印象が変わってくるよ。
東進ハイスクール系列で業界最老舗早稲田塾のサイトはこちら。
総合型選抜(AO入試)・推薦入試対策の早稲田塾

*1

Q.学校生活はどうなりますか

背伸び大学を志望するなら、高校では、推薦向けの課外活動と勉強、そして一般入試向けの勉強に余暇。

かなりタイトな時間の遣い方を意識しなくちゃ、つまらん高校生活になりかねん。

人間関係や気力体力に課題がある子は、よくよく気を付けた方がいいです。低年齢のクライアントさんにはとにかくスポーツやれ、歩かせろ、走らせろ、ボール遊びさせろ、睡眠は削らずゲームと外遊びさせろと言ってます。

学校生活、ひいては人生を充実させるためには、サピックス偏差値は何も寄与してくれないからね。心身のたくましさと時間の遣い方とコミュニケーション能力ですわ。

このあたりで目次再掲。

Q.総合型選抜の準備は?

幼児期の子育てから始まってるとも言えるし、高校3年の6月、部活引退してからが本番とも言える。

最大手早稲田塾は中学生保護者向けの説明会とかあってビビるよ。
AOI総合型選抜専門塾というところだと、2022年度入試合格率94.1%、ここは浪人もオーケー、すごいよね。

総合型選抜合格率でのナンバーワン遵守を主眼に置いてる塾なので、勝ち目のない子は入れないから勧誘もしないというビジネスモデル。言わばAO入試の鉄緑会だ。

絶対無理だよねって子に当たって砕けろで総合型にトライさせて、のちに一般入試で再チャレンジ、みたいなタフな10ヶ月を戦い抜かせるような鬼畜なことしても、合格率下がるだけだもん。

AOI総合型選抜専門塾は、勉強学問に一切興味ないけど運動系部活頑張ってたサラサラヘアくんとか、要領そこそこよい女子、みたいなお坊ちゃまお嬢様向きなイメージ(なんだそれ)。

Q.早稲田塾とAOI総合型選抜、どちらがどんなふうに良いか比較

早稲田塾とAOIの塾比較は一概にはできないなー。
長期熟成・本気度の高い人が早稲田塾に集まっているというバイアスがあるよ。サピックスや鉄緑会と同じだね。「その子の能力を伸ばす力」
ってのは比べようがない。

ただ、個性ははっきりしてる。

最大手の早稲田塾だと、高1どころか中学生から囲い込んできます。長期育成戦略なの。

AOIはこことの差別化に熱心で、合格率トップを誇り続けたいから、向いてない子には余計な勧誘をかけないポリシー(笑)なので、ちょっと話を聞いてみたいなんて時には早稲田塾よりいいかもね、英検準一級持ってますとか言っちゃうと営業かけられるかもだけど、
「特になし」
ならかなりあっさりリリースしてくれるらしい。
また、差別化のため、短期決戦型。高3の5月6月の問い合わせ&入塾者が一番多いそう。

育成かスクリーニングか。
この点は早稲田塾とAOI総合型選抜入試専門塾の大きな違いだと思う。


まだまだ先の子をしつこく勧誘して青田買いするビジネスモデルが早稲田塾、推薦に向いてる子をスクリーニングしてさっと美味しく仕上げて出荷するという戦略がAOI(エーオーアイとか、エイオーアイとか)

準備期間4‐5ヶ月もあれば受かる子は受かるし、どんなにやっても受からん子は、受からん。受験によって失うものは、少なければ少ないほーがいい。おばちゃんの総合型選抜入試観にも合ってる。

Q.総合型選抜入試は、第一印象がとても大事って本当ですか

あー、それはあるでしょ。採用試験だからね。超絶美男美女でなくてもいいけど、空気を澱ませるような体型とか髪型の人は、向かないと思うよ。

これはさすがのAOIも教えてくれないらしいけど、見た目の悪い子や表情の硬い子はAO向いてないなんて大学事務の方の告発もある。

「やってきたこと」をゼロから始めさせたり、印象を変えさせたりするのはなかなか難しいけど、印象で戦える子にちょっとしたテクニックを授ければ、低コストで受かる入試、ってかんじだな。


AOIは合格率を上げることで早稲田塾との差別化を図ろうとしてるとさっきも書いたっけ。推薦入試に合わない子には余計な営業をかけないのは、質の高いマンツーマン指導のための優秀なメンターには限りがあるという講師事情の表れでもある。

「率」で勝負するビジネスモデルだから、ただ数多く入れたらいいってもんでもないんだよね。

AOIの創始メンバーのおひとり『七日間で合格する小論文』参考書部門Amazon一位を獲得した新進気鋭の河守晃芳先生は京都大学経済学部卒。河守先生の教え子たちもたくさん勤めてるみたい。やはり教えるのうまいんだろね。

KAWAMORIさんこと河守先生のYou Tube「小論文チャンネル」もなかなか評判いいよ。
失敗3選では
「無理矢理でもしめくくれ!書き途中だと点数つかない」
「設問に答えろ!論点ずらして志望理由を乗せるのはダメ」
「Z会サイトの解答用紙使用例を参考にせよ!」
とかね。シンプルだけど、そうなのよ、お勉強嫌いのためのルートだもの(爆)、このレベルからよね。

Q.志望理由書って?

就活で言うエントリーシートの青臭いやつ。書くのが苦な子やアピール下手な子なら、就職活動に向けてとてもいい訓練の機会になります。
キラキラしたお兄さんお姉さんに盛り方を教えてもらえるのは、AO向けのお調子者にはものすごく嬉しいだろうね。

就職活動の準備運動としても、自分探しの自己分析の一歩としても、うまく使えれば有効です。

志望理由書はエントリーシートに似てるとは言っても、大学と営利企業では、求められてるものは厳密には違うことは忘れずに!大学はフレッシュで夢見がちでもいいけど、就活は基本的に実現可能性を求められると思っといたほーがいい。

Q.推薦入試はお得ですか?

えーわかんない。お金のことなら、いくらかかるかではなく、いくらかけるか、です。かけ方次第ですよ。

そうでないなら一般入試適性と、推薦入試適性のギャップ次第じゃないかな。
高3秋夏の試合まで出たいって言うなら推薦が現実的。

Q.推薦だと併願ってできないですよね?

そんなことない。指定校推薦は併願不可能ですが、公募型学校推薦も、総合型選抜も、それぞれ規約や定義は大学の胸先三寸。いろんな条件が大学によって異なります。
複数大学を併願できる推薦入試方式のほうが多いぐらいではないかな。

入試というものは、本命より先に併願校の合格と支払期限がくるのが世の常(ってほどのこともないか)。併願をたくさん敷いて少しでも志望度上の大学へ!!って考えを持ってると、一般入試よりお金かかることもあるでしょう。

Q.難関大学附属中高一貫校の入試の熾烈さと比較するとどうですか

ほどほどの高校から推薦で大学行く方が、一般入試で同じ学校行くよりずっとラクとも言われてますがね。これまた、人による。

ざっくりだけで、復習テストのほうがマシな子と、実力テストのほうがマシな子がいるじゃん?
実力テストではなく、高校の定期テストで判定する学校ならば、主に復習テスト強者にいい評点がつくので、有利な入試になるかもね(入口ちょろい分その先大変だけどね)。

一方、早く合格決まっても、浮かれて
「冬休み、BTSに会いに韓国行くんだぁ」
みたいに口走りせっかくの友情をうっかり破綻させちゃったり、学問を支えるアカデミアのおじ様たちの心を打つ志望理由書と、日本経済を支える新卒採用担当者の微妙な違いをアップデートできなくて、夢見がちなおこちゃまモードの就職活動を繰り返してしまったりと、落とし穴があります。
メリットとデメリットが紙一重であることは忘れないでください。

もちろん一般入試は一般入試で課題があります。お子さんにとってどちらがいいのか悩むことも子育ての醍醐味として楽しむしかないっすね。

学校選抜型入試〜公募型学校推薦と指定校推薦

公募型学校推薦は、自己推薦(総合型選抜とかAO入試とも言う)ベースに、学校のオッケーを追加したものと思うとよいかもね。高校での生活ぶりがあんまりひどいとか先生との折り合いが最悪とかなら、敬遠するやつよ。よっぽど図太いならいい。基本は、総合型選抜。ほとんどの、高校の先生はなんにもわかってない(笑)。自分で調べて、早めに学校にはたらきかけよう、っていうか、手取り足取り教えてリマインドかけていくこと!!!


指定校推薦は、大学から指定した高校の学校長による推薦(お墨付き)が必要。


Q.指定校推薦のメリットは?

メリット…大学入試が早く終わる、かな。

高校(の状況)によってお作法が異なりますので、敢えてあまり触れないよーにしてる…。

いつ指定校推薦の話が出るか、誰が対象なのかというのも学校によります。
・文理や選択科目が決まる前か、後か
・フルオープンで成績順に選ばせるのか、課外活動なども加味されるためクローズドなのか、生徒が聞けば教えてくれるのか、先生から生徒の肩トントンか、寄付やPTAなど親の貢献度もはかられて親の肩トントンか

高校と大学それぞれのその年度の内部事情によっても変わります。経営と直結した問題なので。
*2

高1-2の時点で、めぼしい生徒に打診をする高校もあるけど、指定校枠は事情で消えたり現れたりするもの。誠実すぎる先生だと早めには言えないっていう事情もある。
先生にもわかんないので、あんまり問い詰めないであげてほしい(笑)。

Q.私大医学部の指定校推薦ってなんですか

医学部医学科では、指定校推薦という言葉の意味が一般学部と異なります。

東京女子医科大学の指定校推薦のみが、10数校の指定高校で推薦貰えばあとは顔合わせ程度で実質合格確約というタイプの、つまりこれまで説明したような指定校推薦とほぼ同義です。

かつては、女子医の枠が1-2枠あるのが名門難関お嬢様女子校の証みたいなかんじでしたが、2024年度入学者からすべての枠が消滅することが2021年9月に決定しました。
2024年度入学者以降は、後述する医学部用語での学校推薦型選抜枠23名と、「至誠と愛」推薦こと女子医勤務医やOGの娘、孫娘など関係者枠約10名に、恐らくなんらかの形で10名以上追加されると見られています。
医学部からのお知らせ - 医学部 - 東京女子医科大学
ごく稀に大学が落とすこともあるからと、下記5校に加える向きもあります。2024年度入学者から制度廃止となりますのでご注意ください。


私大医学部医学科に設定される指定校推薦のほとんどは、一般の学部の指定校推薦とは意味が異なります。

指定高校はもちろん非公表として、たとえば聖マリアンナ医科大学ではキリスト教系の高校を中心に300校ほど。各校最大2名が指定校推薦を持ち、20名程度の推薦合格をめぐり、ナゾの入試を繰り広げることになってます。

最新の情報ではないですが、この
「医学部独特な指定校型学校選抜」
を実施している私立大学には獨協医科大学、埼玉医科大学、北里大学、金沢医科大学が知られています。

医学部指定校推薦は、高校での様子を加味して選抜することで犯罪歴や素行などをチェックできること、寄付金くれそうな家庭の子女を集めること、合格者の囲い込みなどを目的に行われています。
聖マリアンナ医科大学では2022年度入学者から制度廃止となったようですね。

Q.成績が良ければ推薦もらえるんですよね?

成績が良いからと言っていい推薦をもらえるかはわかりません。

貴重な指定校推薦は、国公立志望クラス・選抜クラス以外で使う、という高校もふつうにあります。
学力ある子は自力で一般入試、そうでない子なら先生が数字を積極的にいじって、難関大学に押し込むということもあります。

不公平と思われるでしょうか。

実力テストや評定(成績を5段階評価にしたもの)がフェアなものであるべきだとか、自分は正当に評価されるべきだと思われているなら、大きな勘違いです。

親御さんがそうお考えならば、せめてお子さんには伝染させないほうがよいでしょう。

他者による評価は、努力でも変わるかもしれませんが、それ以上に、評価する側の都合で変わります。

推薦枠の子って、大学学部にもよりますけど、テストで点を取る力なんてぜーんぜん求められてない、みたいなとこあったりします。


学力や 成績による評価がフェアだなんて、幻想だよ、幻想。そんなもんは、管理上簡便な指標の一つにすぎないんだよ。
大学と高校とまわりの人たちにどれだけの利益をもたらすか(損害を与えないか)、この指標のほうが大事なのよ。
成績順であるべきとか、勉強できる子が報われるべきなんて、点取り虫型ASDの幻想と言っても過言ではない。

「フェアであるべき」
って思うかもしれない。気持ちはわかる。でもね、この手のコトバは、達成困難だからこそ掲げられてるらしい、って捉え直しておいて。親御さんも、お子さんもね。
そういう意味では、誰もフェアさを求めていない(おいおい)総合型選抜入試のほうがまだ納得感があると言えなくもない。

指定校推薦は、ほんとに大学の胸先3寸で消えたり増えたりする。学校の方針によって、フルオープン、アクセスフリーなこともあれば、マジで関係者以外最高機密みたいなこともある。
「フルオープンにしてたらトラブル起きたので、クローズドにせざるを得なくなった」
みたいな経緯がある模様。


人気の推薦枠を志望する者は、高い成績だけでなく、駆け引き・心理戦を突破せねばなりません。一般入試は外の世界にあるたくさんの枠を取りに試験を受けに行くものなので、同志として連帯もできようものですが、指定校推薦は高校の学内で選抜を行いますので、ギスギスして人間関係がこじれ、問題を起こしたり巻き込まれたりということも。

Q.指定校推薦は、一般入試と比較してどうですか。

個人差ありますが、学内成績を長期にわたり高値維持する必要があるとき、重要なのが時間の遣い方です。

時間の遣い方によっては、楽しみを犠牲にしてしまい、社会経験の量が著しく乏しくなります。部活、委員会、行事、遊び、わちゃわちゃから学ぶ時間を取りにくくなるかもしれないよってことね。

もちろん一般入試もお子さんのキャラによるので、どっちがどうってことはないけど。


指定校推薦では、評定だけ見るのではありません。勤怠も重要項目と言われています。

心配性な子は、日曜日に遠くにお出かけすることを極端に怖がる子も現れるほどです。

ASD風味の発達障害児が指定校推薦を目指すと、学校の成績ばかり気にして、将来につながる科目でなく、手っ取り早く点取れる科目を選んでしまうというバグも起きやすいです
((闘争心の強い子が学校推薦型選抜(指定校推薦)を志すと、自分の商品的価値を上げる活動と同時に、他人の足を引っ張ることがあるということも報告されています、ま、一般入試でも、LINEでASD風味の友達の都合も考えず質問しまくって、自分だけ合格、みたいなこともありそうなので、強硬な&円満な距離のおき方スルーの仕方は鋭意磨いてくれよな!))

指定校推薦は大学と高校の利害が一致してさえいれば、数字をいじってもらえたという報告も多いので、評定だけで諦める必要はないです。


ちなみに指定校での選抜をクリアしたらほぼほぼ大学入学許可が得られるので、実質、在学先の高校長による大学入試だね。


なお、医学部医学科の「指定校推薦」や「学校推薦型選抜」は、他学部の用語とは大きく違ってます。学校長の推薦を持った子たちが集められて、大学側で再度選考をします。

公募型学校推薦選抜

自己推薦に学校のお墨付きが付いたもの、ってかんじ。原則として、自分から学校の先生に話を持ち込みます。学校のお墨付きがもらえる、まともな生徒向け。お墨付きは持っていくけど、合否を決めるのは大学側。

Q.総合型選抜とは

AO入試(アドミッションズオフィス~入試事務局~による選抜)、自己推薦、一芸入試、特色入試とも言われますね。
当たって砕けろ、積極奇異なADHDでたくさんの人と出会っていろんな駆け引きを経験してきた子にはすごい向いてます。芸能人がよく利用して、かつては亜細亜大学、最近は明治大学が囲い込んで入学させています。不登校児や通信制高校からの合格もしばしば。


実は、大学に価値を与えられるかどうかが問われています。
つまり、新入社員採用試験に近いということです(寄付金要員の合格もある)。

採用試験実施側の視点がないと、人気大学では結果につながりません。発達障害風味ですと、よっぽど実務家的な考え方に至っていない限り、自分の見せたいようにしか自分を見せることができません。自己アピール方法は大人から学ぶことになります。

かつてはこの推薦方式は枠自体が少なかったので、受験サポートはビジネスになりませんでした。保護者や学校の先生が志望理由書や小論文の書き方指導、面接対策をしていて、あとは本人の経験にかかっていました。長い期間、採用担当者…じゃなかった入試書類選考担当者・面接官ウケのためのノウハウは、家庭と高校にあって、散逸していました。

近年は、推薦全般で利用する受験生が激増。学校の先生が書かねばならない推薦書類も激増。手が回らない学校も増え、不安な親子も増えています。

注目度が上がり、志望理由書や小論文に要求されるレベルも上がりました。一般入試以上に細かい運用が学科や専攻ごとに異なり、しかもちょいちょい変わります。
狭き門を通してもらえるかは、志望者の顔ぶれによるので、特に難関においては素人には合否が読めない入試になっています。さすがのおばちゃんも
「受かりますか」
と言われても、知らん、楽しんでこいとしか言えない。

もはや、一般の忙しい親御さんが対応可能なレベルを超えています。面接も多様化し、グループディスカッションなど個人で対策するのが難しいものも多いです。

このようにニーズが高まっているため、総合型選抜専門の塾も雨後の筍のように増えています。

そのなかでも、最初にご紹介した東進ハイスクールプレゼンツの老舗・早稲田塾、関西の雄・AOI総合型選抜専門塾などが有名ですね。

Q.AOI総合型選抜専門塾とは

AOI(えーおーあい)はフラッグシップ校舎は関西で、合格率95.2%を誇ります(3校以上併願した場合のみカウント)。
ここやばい。志望校別集団授業でのヒリヒリ切磋琢磨するのが売りの早稲田塾と違い、おしゃれなソファに身をゆだねながらというナメっぷり。サロンみたいな駅近校舎で、容姿選抜ありだよな?ってなメンター大学生に、1対1で応援されて志望理由書書いたり小論文の添削受けたりしてがんばるという、従来の塾が嫌!お勉強苦手!でも容姿は中の上だしかわいげとコミュ力だけはある!というお嬢様おぼっちゃまを吸い寄せようというコンセプト丸出し。大変わかりやすくて良いですね。言うほど高くないし。

オンラインで全国展開をしてます。
渋谷校も一応ありますが自習室はオンラインです。

ちなみにAOI総合型選抜専門塾利用者の口コミには平均評定2.8(10段階6)で課外活動なし検定なし浪人で関西学院大学合格とか、通信制高校から推薦でどこそこ、みたいな子も混ざっていた気がする。まあ名士の息子とかそういうのはあるかもだけどちょっと面白いよね。

Q.総合型選抜(AO入試)はお得?

あーーーお得な子と、そうでなくて後悔する子がはっきり分かれてる印象かなあ。一般には
「しっかり将来を考えていて、夢を実現しようと努力している子に向いている」
と言われますし、大学側もそう理念を語りがちですよね、いや、そんなん嘘ですからね!嘘ではないかもしれないけど。平たく言うと
「言動をマネタイズできる子」
なんですわ。そういう子にとっては向いてると思います。詐欺師っぽい子も含む。

Q.能力通りに受かりますか

総合型選抜は、高校生がやりたいことと、大学が来てほしい学生像とが合ったときに合格が生まれます。何度でも言う、
「言動をマネタイズできるか、人たらしか」
だよ。
男子は前者。女子は後者の傾向ありそう。

大学と、その年の志望者の層の厚さによるので前評判ではわかりません。ほんとにこればっかりは、何とも言えません。総合型選抜の志望者は、部活引退まで準備一切してない人もすごく多くて、塾に行くとは限らないからねえ。

専門塾の無料カウンセリングという名のスクリーニング受けて、フィードバック聞いてきたり、近年の国公立や早慶MARCH推薦入試経験者の方は、雑感をおばちゃんに教えてくださいね。

Q.一番有利なのは

有利、ねえ。
発達障害児は目立ちます。批判の矢面にも立たされやすいのです。学歴を効率よくゲットしたからと言って、イキリ散らかしているようではダメ。
あっという間につまはじきにされてしまいます。

必ずしも、能力の伸びしろ伸ばしきる必要があるのでっしゃろか。

高学歴ですと、悪目立ちしやすいです。
発達障害グレーゾーン高IQは特に、実務能力に見合ったちょうどいい学歴の心地よさを知ってほしいなあとも思わなくもないのです。

持って生まれたエンジン性能と、実際の路上での走行性能はまた別。フルパワーは、守り刀として懐に入れてくぐらいがいいかもしれないよ。(実家の生活レベルが高すぎるとそんな甘っちょろいこと言っていられないから本当に大変よ、ご相談くださいね)。


「学歴は実力よりも低めの物を持っておき、半径5mの人の笑顔を大切にする」
これ元学歴至上主義のおばちゃんがたどりついた境地です。
自己評価の病的な肥大化を防ぐことができ、身の丈を知り、足るを知る人に育てるという手法として有効な場合があります。
頭の片隅に入れておいていただきたいと思います。

足るを知り、置かれた環境を愛せるようになると、結果として、持って生まれたものの割に、小さくまとまるかもしれません。徳島県から世界に羽ばたいたスタンフォード大学の松本杏奈さんや、東大首席で総代、大学三年時に司法試験合格、ハーバード大学ロースクール経由で法学修士、NY州弁護士の肩書を持ちメディアからも引っ張りだこな信州大学の先生・山口真由先生みたいにはなれないかもしれません。

でも、めいっぱい能力引き延ばすより、かたわらでほのぼのしているぐらいのほうが、幸せな人生は送りやすいかもしれませんよね。ま、幸せかどうかは本人が決めることですけど。

推薦入試の不透明さや、一般入試の厳しさを飲み込めるような柔軟さがないなら、大学に進学しないという勇気や、モラトリアムと割り切って22歳すぎまで限定で身分を買うぐらいの感覚があってもいいかもしれません。



発達障害児は、療育をしてもしなくても、なぜかなにかの至上主義になってしまいやすいです。

教育に関心のあるご家庭のお子さんは学歴原理主義者になりやすいかもしれません。

かといって、希望の難関大学に入ればそれでいいということではありません。こだわりの強い子は、希望の大学に、希望の未来が付帯していないと適応よりも拒絶を選ぶという、厳しい現実があります。


「夢を追いかける」
「目指す」
というのは美しい言葉です。しかし、ASDの記憶の中で、かなわぬ夢や輝ける過去は、解毒作業をしない限りやがて腐臭を漂わせるようになります。

譲り譲られ、面倒ごとも楽しみながらの人間関係。作れますか。作れない状態であれば、幸福度は低いでしょうから、学歴よりも先に幸福度を上げる訓練をしてください。


いずれにしても
うまくいっても調子に乗らない。うまくいかなくても、経験として役立てる。役立ったと自覚できる日が来なくても、なんだかんだたくましくなってる。
どんな進路でもなんかしら学べて楽しめる人すてき
このマインドセットは意識しておきたいところです。

受験において、とにかく後悔したくない、させたくない、
というのはわかるよ、わかるんだけど、後悔するしないは、どちらの選択肢を採ったかで決まる部分はごくわずか。後悔しないためには、選択肢を選ぶ力より、置かれた環境を気に入ろうという意志と、気に入るスキルが一番大事なのよね。


そうはいっても情報持ってる人とのお話は楽しい。チャンスがあるならやらせてみようホトトギス!

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一応、基本情報。

総合型選抜(AO入試)・推薦入試(学校推薦型選抜)の専門塾。
サービス/商品の強み
<合格実績>
私立では、早慶上地GMARCH関関同立日東駒専、国公立では京阪神を筆頭に170校以上もの合格大学。
<AOIの強み>
・一人ひとりに合わせたフルオーダーメイド授業
・150本以上もの総合型選抜対策に特化したAOI独自制作の映像授業と対話形式のドリル、さらにメンター とのコンサル授業で、どこよりもインプットとアウトプットの質が高められる
・志望理由書、小論文はそれぞれ100ページを超える独自で制作したガイドブック
・生徒に寄り添い続ける総合型選抜合格者のメンター(講師)、講師採用率は20%、研修も徹底
・壁がなく暖色照明の中あかるく開放的な塾っぽくない教室が総合型選抜に最適な学習環境

費用は人それぞれらしい。お金があるな、と思わせなければヨシ!

Q.進学後を比較した場合、推薦入試と一般入試はどちらがいいですか

えー、ケースバイケースでしょう。どこをゴール設定するかとか、個体のキャラその他、
「その子」
に関する情報一切なしで、こんな本質的な質問に答えようと思ったら、全部こっちで場合分け…ジャイアンがいいやつになるレベルの大長編になるわよ!

どっちがいいか延々悩んでる人とか後悔体質の人は、あんまり幸せにならない…とまでは言いたくないけど、選択の責任背負うの向いてないかも。

どっち行っても行き詰まるときはあって、そっからだよ大学生活も、恋愛含む人間関係も、就活も。


一般入試と推薦入試の進学後の比較の一例として、Twitterでも度々話題になるのが東京理科大の一般入試利用者と推薦入試利用者の、学内での得点率に関するこちらの情報。
おばちゃんのザルなお目々では、今現在理科大のHPで見つけられませんでしたが、噂(笑)では2015年ぐらいの情報のようです。

twitter.com
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びびったんだけど、東京理科大も推薦が半数超えたのね。
早慶も、一般入試を絞り込んで偏差値支えてる。子供減ってるから結構深刻に考えてるよね。

ここから逆算すると、推薦ノウハウの弱い進学校というのは、ごく一部除き、これからかなり厳しい局面に立たされると思います。御三家、なんなら開成であってもね。

ちょっとでも偏差値高い中学に行かせてあげたいみたいな感覚は時代遅れになっていくと言われて結構経つけど、中学受験勢は親世代の影響を強く受けるので、偏差値による序列化に組み込まれやすいみたいね。

東京はお金持ってる家も多いから、難関国公立はパス〜中高の時点で早慶ゆきの指定席券を!と、開成麻布武蔵聖光学院栄光学園渋幕桜蔭豊島岡女子学院目指すレベルの子たちが早慶附属や系属校に流れる風潮に一気に傾くか?!と思いきや、今のところ、言うほどそうはなってない。

高校受験生の間でも、早慶必勝(早稲アカの特訓コースみたいなやつ)で、慶應は高校もオンライン授業ばっかりで全然楽しくないとか、学校冷たいとか、部活の先生が怖すぎるとか、ネガティブな話が流れてきてるらしい。

中の人の話と照らし合わせても、まあ強ち根も葉もないってわけではないんだが、それを言ったら、不満持ってる人はどこにでもいるよね。なるほど、早慶クラスの人気校は、お互いの意欲を削ぐような情報を志望者同士で流して、情報戦の様相を呈してくるのか…慶應の面接を早稲田学院かなんかの試験にぶつけたのもあるから、わりと本気で潰し合い…じゃなかった、辞退されるのが嫌なんだよね。

「早慶、関関同立は大学から(一般入試)が一番簡単」
と言われていた時代はいったん終わりそう。東大京大の併願校としての使いにくさが増しているみたいね、その子の点の取り方や、学部にもよるみたいだけど。入試戦略が早くから必要な大学になっていく気がします。

というわけで、早慶上智東京理科大明治大学青山学院大学立教大学中央大学法政大学ICU(国際基督教大学)や関関同立に行きたい若者たちは、指定校推薦や公募型学校推薦、総合型選抜も一応検討してみてね。


総合型選抜専門塾AOIにご興味ある方は、ぜひこちらから無料カウンセリングを予約してください。

7月末までにAOIの無料カウンセリング(総合型選抜の適性チェック)申込みを完了された方は、お知らせください。どんなだったか教えてください。
また、ここ10年で推薦で上記関東の大学のうちいずれかに大学進学なさった方、失敗した方も、ぜひお知らせください。
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*1:おばちゃんは、もともと一般入試至上主義で、理数系オリンピック、都道府県大会、インターハイ、模擬国連、有名大科有名企業主催の起業コンペあたりの客観的なタイトル持ってないなら触るな危険ぐらいの過激なことを言っていたんだけど、近年、変わりつつあります。 大学入試改革の一環で早慶の一般入試枠が減った2016年ぐらいからだんだんニュートラルに近づいて、2019年ぐらいからは幼児さんの教育の時点で、推薦入試を頭の片隅に置いておいてほしいとお伝えすることが増えてきています。特に文系女子だけど、理系や男子もね。この子は、推薦の取りやすさを視野に私立中高一貫を選んでもいいかもね、みたいなことは時々お話してます、まあでもこれはその年にほかに希望者がいたら、取りやすいはずの学校も取りにくくなりますから難しいんですけどね。 バリバリの発達障害児でも、近年の動向からすると推薦向きな子、ご家庭、容姿その他適性というものがあります。もちろん、一般入試一択と顔に書いてある子もいますし、企業などの採用担当者によっては、AO入試(自己推薦、一芸入試、総合型選抜等含む)組は口先ばっかりでやりたくないことしない、指定校推薦組は言われたことしかしない、といった先入観を熟成させていらっしゃる方もいらして、推薦入学の多い学部は敬遠、という会社もあるそうです。 ※見る目に自信がある会社をはじめとして、入試形態を全く区別していない企業もあります。 いずれにしても、身の丈の実務能力より誇大な学歴は、それなりに重荷。人たらしでなければ疎まれやすい。どんなに高知能でも、仕事力に見合った学歴加減を意識させつつがいいと思うよ

*2:ちなみに開成の先生によりますと、かつては開成の進路担当の先生の初仕事は私大へのゴメンネ連絡だったらしい。早慶難関学部であろうと指定校推薦の話は、生徒に知らせることもなく、片っ端からお断りしていたそうである。早慶の指定校推薦は開成でも4.3必要で、開成でそんなに取ってたら特別優等賞モノ。もっと学費のかからないところに行くんで…、ってことみたい。 近年は、指定校推薦や自己推薦を利用する生徒もゼロではない。各種委員長とか組責、団長みたいな要職務めてたらお成績はいじっていただけて、早慶上位学部でも指定校推薦確約みたいな通説あり(確約ってのは、希望者が多くないときだからだと思う)。学内の選択科目説明会でも「例年、一応こういう指定校推薦枠が来てるので参考に載せておきました。ご興味ある方はお知らせください」みたいな案内が親子それぞれに向けてなされています。30年前の開成には東大にあらずんば人にあらずみたいな先生が結構いらしたけど、今はその子のキャラやポリシーに合ってれば残念感なしに進路が肯定される風土ができていて、時代だなーと思います。東大合格者数日本一っていうのはマジで全然こだわってない。こだわってるところに抜かれるのは時間の問題だと思います。


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