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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

知られざる災いの元3共通の敵を前に

発達障害と呼ばれる多様発達寄りの者たちと、
定型発達と呼ばれる典型発達寄りの者たちの、
対立があちこちで見られます。

前者も後者も、無い物ねだりをして、互いに「ずるい」と見なし、対立を深めている…
そんな構図を目にしたこと、ありませんか。

発達障害寄りの脳は、ただでさえ、疲れやすいです。
立ち向かう相手を間違って消耗している暇はありません!

☆承認欲求の暴走を止めるという課題

前回お話ししたように、多様発達(発達障害傾向)者も、典型発達(定型発達)者も、肥大する承認欲求の暴走を食い止めるという、同じ課題を抱えています。

ところが、残念ながら、どちらも、ストレスによって脳のメモリが圧迫されています。
このため、視野が狭まったり、フォーカス調節がうまく行かなかったりします。

集団依存傾向のある者は、集団がもたらす安心感を死守するために、異なる価値観や新しい課題を持ち込み同調を脅かす者を、排除しようとします。
集団を不可解な物ととらえて、馴染まず、少数派となる者は、異物排除、群衆心理、同調圧力といった集団の機能によって、不利益を被っています。

こうして、少数派と多数派がイライラを与え合い、不満をぶつけ合っているのが現状です。


これは、お互いにとって、損です。

特に、少数派にとっては、大損なのです。


共に手を携えて立ち向かえとまでは申しません。

歴史を見ても、2つの異文化がどちらの文化も尊重されながら力を合わせるということは困難です。どこかで大きな歪みが生じると思っています。

ややこしくなるので、他者の問題は、横置きしちゃいましょう。

敵視したり、迫害したりで大きなメリットが得られるなら、意味もあるのでしょうが、
少数民族である多様発達者(発達障害寄り)が典型発達(定型発達)の権利を侵害するのは、得策ではありません。

寝た子を起こさない。
虎の尾を踏…まない。
藪をつついて蛇を…出さない。

自己中というと言葉が悪いようですが、自分側のことから整えるのです。

それがお得です。
お得を何十年も突き詰めてきたおばちゃんは確信していますよ。


次から次へと襲いかかる、多数派的価値観をひとつひとつなぎ倒しながら生きるのは、大変です。
それだけで、人生を楽しむ余力、使い果たしちゃうぐらい大変。

自分側ができることはなにか、を考えたほうが断然楽です。
対象が、自分1体、せいぜい家族数人だけですから。

無限に現れるゾンビ全員を説得したりなぎ倒していくより、
よっぽど幸福効果ありますよ。


ものすごい政治力を持っているならば別ですが、
実生活上、マイノリティ団体として人権だのなんだの勝ち取ったところで、個体としては言うほど利益にならないので、求めない方がいいです。

個体の生きやすさを優先して、
心の余裕を得ましょう。
その上で、社会を変えたい、変えよう!っていうのならば、おばちゃんだって賛成です。

☆戦う相手を間違えるな

自分にとっての真の敵は?
自分が対峙すべきは何なのか?

対峙すべきは、暴走する承認欲求と、誤学習スパイラルです。
退治はできなくても、そこに困難があるのだということを認識するだけで、無駄な疲弊を防げます。

☆平和ボケ典型発達と、地雷原で育った多様発達

多数派である典型発達者は、単に多数派であるだけで、ある程度の安心を得られます。
ですから、ある意味平和ボケしています。

多数派であることを脅かす 身近な少数派こそ敵、と誤認し、排斥しがちです。
多様発達(発達障害寄りの者)という目先の異分子にとらわれ、真に制圧すべき敵、承認欲求の存在に気付くのが遅いことが多いです。


一方、多様発達寄りの人、ASD ADHD傾向のある子は、人生の早い時期に、容赦ない、他者の価値観と、自分の価値観との間の、激しい軋轢を身をもって体験するケースが多いです(支援みっちりすぎるとその経験をしそこねて、別の問題が生じます)。

散乱する綺麗事と、恐怖と理不尽だらけな現実との乖離に、混乱します。

混乱したままですと予後が良くないのですが、
混乱期は丈夫でお得なメンタルを身に付けるチャンスでもあります。

本音と建前、綺麗事とニヒルな現実、そして暗黙の了解をインストールすることによって、人生とは綺麗事だけでは語れない戦争状態であること、だからこそ生きる喜びが人生を照らす灯火として役立つのだということを、実感しやすい、そういう位置にいます。

自身一人の工夫ではなかなか難しいのですが、先人の知恵が借りられれば、ほのぼのと幸せを噛み締める人生を手に入れることになるでしょう。

☆ささやかな幸福への道

保護者や我々から、多数派ゾーンにある地雷の警戒のしかたを教わるなどして
「敵は多数派ではない!
自己の抱える承認欲求と、誤学習スパイラルなのだ」
という認識に至ることができれば、幸福への道はある程度見えてきます。

どうにかして苦しみから逃れたい、何かを変えなくてはダメだ、と思えればしめたものです。

自他を振り回す承認欲求のなだめ方を身に付けよう、という意欲、モチベーションに繋げるチャンスだからです。


続きます。

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