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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

不登校は単なる現象。本質を見よ

(2022.10.3一部校正しました)
今日は、小学校高学年中学生高校生ぐらいの学校嫌いさんに向けて綴ります。

実際に必要な対応は個人個人で異なります。
こちらでは「こういう子もいますよ」というご紹介を。

不登校は現象

不登校は、現象です。
不登校状態を引き起こすものごとを想定し、トラブルシューティングする必要があります。

「病気ではない」とされがちなケースを、起こりうる時系列を踏まえて4つの段階に分けてみます。

1お疲れ、おさぼり、2ホルモンバランスの変化、3学校に行くと嫌なことがある、4うつ

1お疲れ、おさぼり
2ホルモンバランスの変化
3学校に行くと嫌なことがある
4うつ(頑張りすぎ、考えすぎなど過度の脳疲労。病気ですが、子供の場合は鬱という診断をつけるのを躊躇する傾向があり、様子見となりやすいです)


この4つは、かなりの頻度で連鎖的 輻輳的に起こります。
体感ですが、早い段階で食い止め、軌道修正をかけたほうが早く回復するようです。
ただし、単に欠席をさせても、元気になることはありません。

「上手に休む」
「受け取り方を調節する」
これにより、負の感受性のスパイラルと深刻化を防ぐことができます。

欠席すること自体は必要なセルフケアです。

インフルエンザで5日休んだだけでクラスメイトからいじめられませんよね。ドクターストップの体で期間を決めて、1-5ヶ月休んだケースがいくつかあります。復帰もなかなかスムーズで、人間関係を構築できました。
欠席者としてのマナーと、学校での心構えを学習したのが奏功するようです。マナーについては後述します。

1お疲れ、おさぼり

一番、数が多いです。
「行けないわけではないが行きたくない」
というのもこの段階です。

2ホルモンバランスの変化

成長と、ホルモンバランスの乱れによる不穏(おちつかなさ)、不定愁訴(何となく具合が悪いこと)は、付き物です。

思春期は、妊娠出産前後並みに大量の性ホルモンが分泌されます。
その上、脳を含む体が分泌に慣れていないので、眠気やイライラ、ムラムラ、モヤモヤなどを抱えます。
これは自然なことです。

ホルモンと体の変化というと難しいことのようですが、トイレに行きたくてそわそわ、暑くてぐったり、好きでドキドキ、そういったもののひとつです。

これも中高生の不登校原因として、よくあります。学校だけが自分の世界、というような状態ですと本人の自力での改善は困難だと思ったほうが良いかもしれません(個人差がとてもあります)。
 
さらに、二次的なトラブルが起こると脱出が難しくなります。

二次的なトラブルとは、
・成長の一過程とされ、病気より辛いのに病気と見なしてもらえないという悲しさ、辛さ、疎外感、何で自分だけ、という思いが、さらなる症状を引き起こすこと
・イライラモヤモヤにより、脳の余力が失われ、他者に配慮した言動ができなくなってしまう
・子供でなくなっていく自分(二次性徴を迎えた自分)へのネガティブなイメージ

親御さんが子供の性の芽生えを否定的に見ている場合や、喜びすぎている場合、繊細なお子さんの心は自らの成長によって傷つきます。
いつまでもかわいいちびっこでいて欲しい親心はわかりますが、人間も本来野生動物です。親離れ、繁殖を健全に行えるよう促すエクササイズをしましょう(ご相談下さい)。



1お疲れと2ホルモンバランス変化は、表裏一体です。疲れて昼寝して生活リズムが狂ったり、精神的肉体的な疲れがたまるなどすると、ホルモンバランスも崩れやすくなります。

・医療や運動にアクセスすること
・欠席中の自分と他者の調整を行うこと
・ホルモンバランスに振り回されていることを自覚し、諦めないこと

が復帰の近道です。問題がお疲れやホルモンバランスだけで、2次的な問題が起きていなければ、半年かからず回復します。


3学校に行くと嫌なことがある、学校で気を遣いすぎてダブルバインド、学校が楽しくない

当然ですがとても多いです。1,2により引き起こされることも多々あります。

「いじめられているわけでも成績が悪いわけでもない、けれど行きたくない」、という人は、最初は3にあてはまることが多いです。

人間は、悪意にさらされる経験後、悪意を克服したり、悪意さえも試練として感謝したりする経験によって、心の免疫力(防衛力)が高く維持されるようになります。


「情操の脳」が若く心がピュアすぎる人や、理想を求めすぎる完璧主義は、心の免疫力が低いため、人間のどす黒さや悪意に触れるだけで著しく消耗します。

また、文学や音楽といった芸術等に触れすぎて「情操の脳」が成長しすぎた人には、人生や学校が馬鹿馬鹿しい消化試合に見えてきてしまうことがあります。

悪意への免疫力不足も、閉塞感を知ってしまう知恵があることも、3「学校に行くと嫌なことがある」を経て、4「うつ病」につながります。

進行する原因をブロックする

なぜ3を経て、4になるのでしょうか。
1お疲れおサボり や2ホルモンバランス変化に伴う不定愁訴によって、休みがちになるからでしょうか?

いいえ。


たとえ長期欠席しても、その間、他者の「ずるい」へのケアが適切であれば、五月雨登校1ヶ月よりも復帰しやすいです。

学校に行かない日、社会と繋がらない日を、日数の区切りをつけずにだらだら行く行く詐欺をして積み重ねるのは、一部クラスメイトや先生のささやかな優しささえも無にする行為です。


友達がいても「今日、学校どうだった?」「今日学校でこんなことがあったよ」と連絡し合うことも憚られるようになります、
このように、互いに空気を読んでしまうことによっても、「登校しづらさ」「登校時の関わりにくさ」が起こります。

「2ヶ月休みます。そのときの様子を見てまた2ヶ月休みます」

このような見通しは、本人にもクラスメイトにも担任にも必要なのです。そして、その最終判断は、親御さんにしかできないのです。


今の子達は、さまざまな場面で、子供の権利や人権論を聞かされています。
しかし、実際は絵にかいた餅です。

「学校行かなくていい」「休む権利がある」「不登校の子は配慮されて当然」「学校が合わない子どもが学習機会を奪われるのは、国の責任」「いじめは人権侵害」
という考えに救われる子もいないわけではないです。
しかし、理想と現実のはざまで、苦しむのもまた、子どもなのです。


「優しくされればされるほど申し訳ない」「こんなだめな自分は許されない」というように、ひたすら自責してしまうタイプの子も、心配です。

善意の他者からすると、関わると申し訳ながるので関わりにくいのです。
そっとしておいたほうがよさそうだ、となります。

周囲のクラスメイトの中には気にかけてくれる子がいるにも関わらず、孤立するのは、このタイプです。



欠席のマナー

不登校児が学校に戻りづらくなるのは、欠席の仕方のせいであるケース。

五月雨登校と呼ばれる、行ったり行かなかったり、は針のむしろのような環境を作りかねません。

休む度に、学校やクラスメイトは、気を揉んでいます。

来る、となれば、係や当番、グループ課題をわりふらないわけにいかず、しかしその義務を果たさない、となれば、風当たりは強くなります。
連絡帳やプリントの配達をクラスメイトにさせていればなおさらです。

五月雨登校は、本来であれば、味方になってくれるかもしれない、いい人ぶりたい子や、正義感や責任感の強い子たちのことをまとめて敵に回すようなものです。


登校出来ない子の気持ちを他の子達が理解すべき、という宗派もありますが、私は、非現実的だと思います。

集団行動中の人は、自分の修練や、自分が承認されたいという思いで手一杯。来るか来ないかわからない子に、余計なコストをかけてはいられません。




来たり来なかったりは「ずるい」「あいつのせいで仕事が増えた」という印象悪化を招くのです。

欠席中のことなどを尋ねる回数も多く、相手が固定化して鬱陶しく思われる、あるいは、尋ねてこなくて危なっかしいのでまわりがやきもきする、ということもあります。


「掃除当番なのに!」「グループ課題ひとつも手伝わないなんて!」「ペアなのに来ない!」みたいな批判ムードがどんどん高まります。


それよりは、まとまった期間休むことにして、いなかったことにされたほうがよっぽどましなのです。


その上で、クラスメイトへの感謝を示すなどポイントをおさえれば、一気に6ヶ月休んでも、欠席のせいでは人間関係はこじれません。

欠席自体が悪いのではないのです。


気を付けておかねばならないのは、たとえば

・クラスで内紛やグループ抗争が起こり、政権交代やグループ再編が行われたのに、それを知らずに登校し、粛清される側と仲良くしてしまう

・授業、宿題、グループワークの放棄

こういったことを悪気なく、あるいは、申し訳ない申し訳ないと思いながら、やってしまうことです。


このことは、受け入れ側(クラス)における一群を知らず知らず刺激してしまいます。
その群れが、支配力を持つ者たちですと、3に直結します。
優しいグループでも、義務の放棄にはかなりもやっとしています。

不登校だけでは問題がなくても、影響力の強い最大勢力や、地味で真面目な優しい子たちを、まとめて敵に回すと、学校には戻れなくなります。


欠席中のことを誰に聞けばよいかわからなかったり、感謝の意を示すなど「人にものをたずねるマナー」を踏襲しなかったり、聞いたけど冷たくされたり、聞いたけど宿題がたまりすぎるなどして諦めたりした場合も、クラスでの排除傾向が強まったり、本人の中に疎外感が生まれたりして、3に向かいます。


・聞く相手と聞き方の見極め。
・感謝の示し方(感謝力が最適化されるための清潔感、表情の動き)
・復帰するつもりはなくても、欠席中も体を動かし、血流、栄養、睡眠を確保する。
・欠席のメリットデメリットを知り、SSTなど適切な対応をする。

等々、集団と合流してもメンタル削がれないためにすべき練習がたくさんあります。

欠席には戦略が必要で、行ったり行かなかったりというのは、相当にクラスの子から特別に好かれている子でないかぎり、禁忌です。

逃げたいのに逃げられない子

生徒も先生も息苦しい集団生活。参加したくない子は、思いのほか増えています。彼らにとって、親の許可を得て学校に来たり来なかったりが許されているように見える不登校児は、抜け忍か脱藩に等しい、裏切り者に見えることもあります。

戦時中のような学校生活を、うまく回すため、目に見えない現代版隣組制度のようなものが学校にはあります。

その組合に属さなかったり、離脱したりするとき、一人で戦争を生き抜くのと同じぐらいのエネルギーが必要です。


不登校の問題は、長期欠席することそのものではありません。
勉強が遅れることだけでもありません。
不登校という症状が出ている、という認識を持ち、
ボトルネックとなる特性を分析・鑑別しましょう。

いじめ

いじめがある、ってケースも様々です。
ただし、いじめ加害者のせいにすると、本質が見えなくなりかねません。

いじめ認定をして対応を進めることでメリットを得るのは、むしろいじめっ子のほうです。

他にも子供がいるのに、いじめのターゲットとして、何人もの中から選ばれた理由を探りましょう。とてもしんどいですが、必ずそこが立て直しのカギとなります。おばちゃんと一緒にやってみましょう。

空気が読めない障害だから…、なんていう言葉で思考停止していては、これまた本質を見失います。そこはどんな空気なのでしょうか。

ターゲットとされる原因として、他者目線の欠落がよく指摘されます。
ターゲットにされることを機に、それぞれの思考、バックグラウンド、受け取り方の違いを学び、なんでもかんでも譲るとなんでもかんでも突っぱねるの間の調整の試行錯誤を始めるきっかけにしてほしいです。

「あなたは悪くない、○○が悪い」
というような、正義感、自分のただしさへのこだわりを強めるようなよくある関わりは、避けたほうがよいです。

朱に交われば赤くなるというのはネガティブなこととして語られやすいですが、程度によっては適応的です。それを不誠実だと考えてしまうと、学校や社会は不誠実な人ばかりだととらえるようになり、ゆくゆくは生きることへの興味を失います。



ほかにもいじめに遭う理由は様々。
優しすぎる、愛されすぎている、本人の能力や家庭環境が良すぎて妬まれている、もありますね。
目の上のたんこぶはいじめられやすいので、持って生まれてしまった子は、多くの場合、嫉妬をかわすスキルが必須になります。*1

「インストール済の自分の価値観を頑なに保とうとしている」
「勝ち負け思考を持ち込んでしまっている」
「受け取り方がネガティブすぎるか、ポジティブすぎる」
もちろんお子さんにより様々で書ききれませんが
【ターゲットとされるポイントが、休息や加齢で緩和されるものではない場合、不登校状態に依存、執着しやすい】
というのは共通しています。
 

不登校状態に依存させないために

集団合流に備えて、ターゲットとされる点をなくしたり、目立たなくしたりしていきます。
問題点は、単純なおサボりは別として、たとえば

・他者目線の欠落、または他者目線を重く感じすぎること。
・受け取り方、承認欲求の暴走、
・我慢しなさすぎる、or我慢しすぎる、
・迷惑なんかかけてないと思い込む、or迷惑をかけては絶対にいけないと思い込む
・ストレス処理スキルの欠落
などなど。

一言で言うなら
・バランシング機能の不具合(ピュアすぎ、真面目すぎ等)
かもしれません。

スパイラル的に悪化したものなの逆に回せば、スパイラル的にみるみる改善、緩和していきます。


学校以外の人間関係でバックアップを

もちろん状態は多種多様ですが、
・学校の嫌な部分は、本人の言動によっても増幅され、強化されていき、良い意味での揺り戻しは起こらない。(学校は変わらない。本人は防衛本能によって学校から離れている)
・学校で承認欲求を満たそうとしているのに、役割ややりがいが感じられない。

この状態が、絶望的な負の二重螺旋構造を作り出しているケースは多いです。

学校から離れた人間関係において無理なく務まる役割、やりがいを持つことでちょっとした心のほわっと感につながるかもしれません。

学校やクラスメイトに対する無難な考え方

学校において、「よい」やりがいや自己効力感を見いだせる人は、多くありません。
成績、各種芸術的才能、見た目(スタイル)、各種部活、趣味、の各項目で上位10~30パーセントです。
それ以外でイキイキ登校している人のうち、何人かは、
「人を振り回す」
「悪口を言う」
ことで、承認欲求(ドパミン欲のひとつ)を満たし、自己効力感を得ています。

承認欲求を盛大にこじらせている状態ではありますが、学校の仲間と人の悪口で盛り上がっている限りは承認欲求を満たしていられるので、うつ病にはなりません。なんならイキイキしているように見えます。

「人の嫌がることは絶対ダメ」
「悪口だめ」
と植え付けられた子達は、このような承認欲求サバイバルを見るだけでもぐったりと疲弊してしまいます。

承認欲求の処理は、誰にとっても一生の課題です。今すぐにでも
「学校トラブルやもやもやのほとんどは承認欲求によるもの説」
「他者承認という麻薬をうまく使いこなす方法」
「ろくな友達がいない!と思っても、承認欲求供給システムとして割り切って参入しないと立つ瀬なし説」
などなどの説とライフハックをインストールをして、モヤモヤを減らしていってほしいものです。


欠席は無策でするものではありません

無策で欠席をしてしまうと、嫌なことはどんどん増えていきます。
欠席自体は悪いことではありませんが、欠席を成功させるためには、学校のタイプ別に厳しいお作法があります。
このお作法を守らないと、
「休みやがって、迷惑だな」
「ずるい」
という感情をたくさんの人の心に植え付けてしまい、欠席のデメリットが爆発的に増えます。

お作法を守れないならば、必ず、
「迷惑」
「ずるい」
への対策をしておきましょう。

少なからず嫌だなぁと思いながら通っている人たちの前で、入院したわけでもないのに登校したりしなかったり、高学年以上で遅刻を繰り返したりするということは、
「ずるい」
と思う感情を刺激しているという自覚が必要です。


他者目線が欠落しているタイプ等
「思っていたより迷惑かけてる」
ということを知るべき子、こちらからどんな刺激が伝わっている可能性があるか、認識する必要がある子もいます。
ただし、のちのち人に迷惑かけることを過剰に申し訳なく思い始めてなにもできなくなるとか自分に生きる価値なしと思い込んでしまうことがないよう、介入には特殊な知識が必要です。ご相談をおすすめします。


「ずるいと思うのは、彼の家庭は欠席を許さないからだろう。こちらの辛さはわからないのは当然だ。ただのサボりだと思い込んだり、ずるいと思ったりするのもある意味仕方のないことかも。
学校行ってない日の学校での出来事も、あの子の辛さも、こちらからはわからないのと同じかも」
と、休ませる初日に叩き込むことをおすすめすることがあります。


「ずるいなんてひどい」
ではなく、
「あちらの立場から見たら、ずるいと言いたくなるのも無理はないのだろう」
と慮ることで、憎しみや悲しみに隠されてしまいがちな不登校問題の本質に
「承認欲求」
があるということを知識として伝えておきましょう。今すぐ納得できるとは思ってないしすぐ納得できたらむしろ怖いけど、とりあえず一意見として頭の片隅に置いておいて、ということでOKです。


他者目線を重く感じすぎる子は、実際のところを客観的に知れば、
・自分が思っていたよりは見られてない
・思っていたよりは迷惑もかけてない
とわかるのですが、ストレスにより客観視が通常よりも難しくなっています。やはりストレス緩和のための取り組みは不可欠でしょう。

休む権利なんてものはない、残された者たちにとっては脱藩だから!

問題の本質に気付かない親子の場合、
「先生に配慮してもらい、宿題なしにしてもらう」
「行き渋っているので、特別扱いしてもらう」等、のことを依頼してしまうことがあります。

依頼が通ることが、かえって逆効果になることがけっこうあります。

他の子や他の先生からの攻撃を受けないよう配慮しながら、お子さんに配慮できる有能な先生はごくわずかだと思った方が無難です。

腫れもの扱いを受けるなら誰よりも謙虚に

多くの場合、
「誰がどうみても完全に腫れ物」
のほうがよっぽどまし、と思った方がよいでしょう。

「誰がどうみても腫れ物」
というのは、骨折して右腕を三角巾で吊っていることや、病院に入院することと同じ心理効果を他者にもたらします。

この立場は、最初はものすごく辛いです。

しかし、長期的に見ると
「みんなと同じなはずなのに出来ない、ぐうたらなビリ」
「ドヤ顔で正論を言う」
「せっかくちやほやして持ち上げておいた担任の機嫌を害して平和を乱す問題児」
という立場よりも、のびのび、穏やかに暮らせる可能性が高まります。

(その代わりといってはなんですが、絶対にマウント行為をしてはいけません!!!!した瞬間、叩き落とされると思いましょう。謙虚にできないならば、名誉ある腫れ物になる資格はありません)。


子供が鬱になるとき

学校が楽しくない、行きたくない、ただそれだけなら鬱にはなりません。学校によりますが、だいたい20-50パーセントは学校嫌い~あまり好きではないので、マジョリティなのです。
学校大好きって、学校では目立って見えますが、ノイジーマイノリティであることも多いのです。


数値上、マジョリティであっても、現代っ子の学校嫌いの理由は多様な上、思考に厳密さがあるため、繋がりにくく組織力を持ちにくいです。

そのうちに楽しくない日々がずっと続くような気がしてきてしまいます。
「嫌だけどやるしかない」
「やるしかないけどやりがいがない」
「永遠に続く」
これが重なりますと4うつ病予備軍です。

学校は、毎日決まった時間にやってくることを前提に集団活動をしているので、その日何が起こったのかを欠席者が共有するしくみがありません。

あなたの欠席日数分、同級生も時間を過ごしています。考え方や人間関係が変わります。先生の言うことも変わります。

これらが当然起こりうると認識せずに休むと、浦島太郎現象が起こります。

自分は変わっていないのに、周りが変わっている、そしてショックを受ける、という現象が起こります。
「なんで教えてくれないんだ」
という被害妄想を抱くこともあるでしょう。

逆に、加害妄想を抱く子もいます。
すっと戻れるのに
「戻れない」
と思い込んでしまう子も。


ほかにも、
戻って来てほしいなーと無邪気に楽しみにされていることがプレッシャーで辛いとか、
優しさを受け取れなくて自己嫌悪とか、
多様にもほどがあるというぐらい多様です。


欠席中の周囲の変化を当然のことだと思えれば、集団復帰の難しさを緩和できるかもしれません。また、自分自身も欠席中に変わっていくのだということを実感、記録できるといいと思います。


家でできるストレッチや筋トレも、可能ならば、家族と一緒に1分でもやってみてほしいです。

散歩だと老害に話しかけられてウザイので、家で体を整えてから急ぎ足やランニングするのがよかった、という意見もありました。

急ぎ足やランニング中に意味もなく
「学校は?」
などと話しかける人がいるかもしれません。
お子さんは責められたと受け取るかもしれませんが、その人は、学校に行くしか選択肢がなかった時代に生きた不幸な人なのかもしれませんし、何らかの事情で他に適切な言葉を学べなかった人なのかもしれません。お子さんがとても善良で好印象だから絡んでみたくなったのなら、高速移動をしてみるのも一案です。
外へ出てもメンタル弱らせないための取り組み、していきましょう。


4うつ病。

人数は1-3ほど多くはありません。それでも、クラスによっては1割を越えることもあります。


うつは、職場ですと、伝染するかのように拡大していきます。

しかし学校では、仕事と違い、他の人が鬱になった人の分の宿題すべてを完全に背負わなければならないということになりにくいので、単発、せいぜいクラスタで発生します。

コンピューターに例えると、こうしなきゃ、でもできない、どうしよう、できないけどやらなきゃ、でもできない、どうしよう、できないけど…という無限プログラムの中に入り込んでフリーズあるいはシャットダウンした状態と言えるでしょう。

(コンピュータ詳しくないのでとんちんかんだったらすみません)メモリもCPUも限界ならば自力でその無限プログラムを解除することは困難でしょう。

外部から操作して、無限プログラム解除をし、いったんハードのメモリを解放し、バグを修正して、アプリをインストールし直すという作業が必要です。

この作業は、他者に手伝ってもらえるならばいいのですが、もしかして…なティーンエイジャーであれば、アドラー心理学などを参考に自分で感情システムの再構築をすることも可能でしょう。


まとめ

お疲れサボりから、重度の鬱まで、段階は様々です。
事情も考え方も能力もなにもかもそれぞれ異なりますので、一概に語ることはできませんが、子どもの元気をなくさせるただ漠然とした「モヤモヤ」のなかには多様で複合的な事情があります。

詳しくは書きませんでしたが、お子さんによっては、家庭の愛や素敵な親さえも、重い重い鎖となります。


「不登校」
という一見わかりやすい現象にスポットを当てれば当てるほど、問題の本質が見えなくなってしまいます。

本質は、自他における承認欲求のこじれと、誤学習による負のフィードバックであると想定すると、取るべき対応、進むべき道筋が見えてきます。

サーチライトをどこにどのようにあてるか、考えてみると、全く違うものが見えてくることがあります。お試しください。
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*1:かといって私立小学校に行くとそれはそれで別の問題が出てきます。ご相談ください。


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