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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

キラキラしてない居場所を選ぼう!

f:id:correct-me:20181004140345p:plainましな居場所を探しましょう。

ましな居場所

こなせるレベルの役割と、エネルギーが枯渇しない程度の負荷がかかる人間関係のことを、私は
「ましな居場所」と言っています。(物理的な居場所ではなく、人間関係を指します)

人間関係に疲れ、人生の早期に「孤独こそ至高」または「親子の絆さえあれば」と思い至ってしまうお子さんはたくさんいらっしゃると思います。
裏切りや理不尽に満ちた人間関係なら要らない、という気持ちわかります。

でも、ちょっと待って!

独立独歩コースは確かに一見自分らしい生き方に見えるかもしれません。
しかし、承認欲求を捨てられない限り、むしろハードモードです。
親だって、いつまで面倒見られるかわかりませんし、
逆に介護で煩わせる側にもなるでしょう。

ましな居場所(人間関係)に属し、承認欲求相互補完システムに加盟することは、
生きづらさ軽減のために、とても大切です。

ましな居場所の例

・同じ趣味、目的を持つ者の集まり(教わる、教えられる役割。仕事を含みます)

・悩みを抱えた者同士の集まり(共感の形で承認を与え合う役割)

・話は合わないが、大人しく穏やかな同級生グループ(グループ構成人数を増やすことにより、集団的防御力・承認力強化に貢献する役割)

・一番年下など、ダメな自分であっても受け入れやすく受け入れられやすい環境(面倒見のいい人たちに役割をもたらす役割)

・他者の利益を極力損なわずに、自己満足が得られる、ボランティア活動や個人活動等(他者の利益をあまり侵害しないという役割。当ブログはこれです)

・平日昼間の児童館や図書館などで図書館員や顔見知りに会釈をする(話さなくても、あっ、仲間かも、という安心感を他者に与えてくれています)


本当は学校外であることが理想です。

特に、人との関わり方で大失敗した経験がある方は、他の人よりたくさんの人間関係経験値が必要である可能性が高いと見積もりましょう。
失敗してもダメージが少ない環境で、継続的に関われる人を見つけ、人間関係のめんどうくささに慣れる練習をさせてもらいましょう。

スライドできる居場所で失敗して学ぼう

3ヶ月に一度 学校を変更するのは現実的ではないですが、
学校外であれば、3ヶ月に一度、人間関係を切り替えることも、複数の人間関係に属すことも、出来ます。
ここでの人間関係は大切、でも練習台。
そう思えれば、人間関係で大失敗をしてその環境では復旧が困難でも、
経験を糧に保持したままリセットできます。

もとより仮の練習場ですから、自己嫌悪によるダメージも最小限で済ませられ、
試行錯誤の回数が増やせます。
もちろん知識だけで失敗を防げればいいのですが…それができないから生きづらいわけで…


学校や、学校関係者の多い習い事では、
今までの言動と変えていくのは結構な勇気が要るばかりか、
「なんだコイツ、最近キャラ変わった」という印象を相手に与えます。
それを好意的に取ってくれるのは、自己肯定感が高い子か、警戒心の薄い子だけです。

空気が読めない、コミュ障と言われるような子でも、
不穏に敏感です。
実は必要以上に他者感情を読み取ろうとして振り回されてフリーズしていることも多いです。
固定化された人間関係の中で失敗して、言動傾向をすっかり変えて、うまく馴染む、なんてことは、期待しない方が無難です。

もちろんタイプによりますが、
「気を付けなきゃいけないけど、失敗しても大丈夫」と思えている時の方が、「絶対失敗できない」と思っているときより失敗しにくい傾向がある場合は、
スライド可能な人間関係を確保しましょう。

他責と自己嫌悪のネガティブスパイラルを食い止めることで、ストレスが軽減できます。
すると客観性の確保がしやすくなりますので、
希望の立ち位置・ふるまいと、向いている立ち位置・ふるまいの違いが、わかるようになったり、衝動的な言動選択ミスが激減したりします。

こうして、集団にいても消耗しにくくなり、心の余裕が出てきます。

ましな居場所へのアクセス

校内でもいい

学校を休ませてもらえないとか、家に物理的経済的精神的に縛られて出してもらえないとか、子どもが願っても、大人の事情で叶えられないことはあります。
小学生 中学生 高校生が自力で上記のようなコミュニティにアクセスすることは難しいです。
そういうときは、学校内でもいいのです。

校内のましな居場所候補

話のテンポは合わない、意見は合わない、一緒にいてもすごく楽しいというわけではない、それでも「幸せそうで穏やかな同級生と、時間を共有する」、このことは、現実的な第一選択肢となるでしょう。


ADHDとASDがある子に限らず、生きづらさを抱えている子は、無意識に承認獲得を焦るあまり
大きなグループや晴れやかなグループに入り込もうとする時期があります。

晴れやかなグループには、確かに強い承認力がありますが、同時に強い非承認力があります。
さらに、異分子に寛大なグループと、ものすごく排他的なグループがあり、見る目のない子どもが外から見分けるのは困難です。


入り込む前に、1対1の小さなクラスタから人間関係を練習していきましょう。

静かで地味な子に声をかけてみてください。
※お子さんに人選を任せない方がいいかも。

返事はなくても、電波で交流が生まれるかもしれません。
(もちろん拒まれることもあります、
挨拶や親切をしたら損だと思ってる人種もいます、凹む必要ありません
ものは試しです、ダメなら次へ行くなりします)

挨拶を交わし合う相手をひとりずつ増やします(一気に何人も増やそうと思わないこと!)。

挨拶に返事がくるようになったら、授業内容について聞いてみます
「ごめん、ここレジュメ埋められなかった、先生なんて言ってたかわかる?」といった質問を投げ掛けてみましょう。
目的は、静かな子に声を掛けることですから、回答ありなしに関わらず「突然聞いてごめん!ありがとう!」とお礼を言い、勇気を出して話しかけた自分を心の中で(よくやった!コミュ力トレーニングポイントアップ!)とほめるようにしましょう。

最低1週間かけて、丁寧に接点を作ります。(声をかけた子とは接点ができなくても、接点を作ろうと、明るく声をかける姿を見た、穏やかで冷静な他の子が、あなたを 嫌わなくなっていくかもしれません。取り組んで損は無いと思います)


※どうにもならなければ

先生、兄弟、親の愚痴で 繋がってもいいのです。
特に思春期は、親の悪口が、人間関係のサバイバルに役立つときがあります。

「うちの親はお前の親ほどにはひどくないよ、いい親だし感謝してる」
「お前、親に世話になってるんだろ。悪口言える身分かよ」
等と正義感丸出しでマジレスするのは、マブダチ(死語)ができてからが無難です。

家族の悪口を言うことに罪悪感がある、ピュア過ぎる子、とても繊細な子(HSC)の場合は、そのこだわりを少し緩和させます。

・学校では、身を守るために、同調が必要なときがあった
・親まじむかつくとか言ってたけど、それは学校用語で 敵意がありません、を示す言葉だった
・親の悪口学校で言いまくったあと、家帰って膝座ったり、ママぁおやつぅとか言ってたりした
・今の、あなたの学校がどうかはわからないけれど、そういう側面はあるんじゃないか
一案ですが、このような情報を持つことで、減らせるストレスというのは確かにあります。

私は親の側なので、我が子が幼児のころから
「親の悪口、配偶者の悪口は、簡易相互承認供給システム参加のパスポートみたいなもの。短期的に、賢く使うといいよ。」と言っています。
同級生の悪口はやめておきましょう、それによって得られるものより、失うものが多い可能性がありますからね。

つまらないのではなく穏やかなのです

ほのぼの幸せそうながら大人しく目立たない同級生は、クラス内で大きな承認を得られておらず、よって、クラス内で有効な承認力は、強くありません。
大きな笑いで気を引いてくれることもキラキラ目立つことも、目立つ友達に自分を紹介してくれることもないです。
「僕たち私たちと一緒に活動しよう!」と明るく誘ってくれることもないでしょう。
その代わり、強い非承認力もないのです。

生きづらさ緩和には、自分一人、他者をコツコツ承認する活動を始める必要があります。

承認は、共有価値観の中でどれだけの価値があるかによって相手を満足させるものですが、
承認力の低い者からの承認は、時に相手を不快させることもありますので、
承認力(承認の効力)非承認力の強すぎない相手を慎重に選び、
小さくても穏やかなクラスタ(小集団)を形成していくのです。

このスキルは、自衛手段として一生使えます。
練習しておくとよいです。


ひとりひとりに高い承認力か、被マウント耐性が要求される大手キラキラグループは、避けた方が無難です。

地味で穏やかなクラスタにいるのと、大手キラキラグループに所属しようとするのとでは、人間関係の困難さがかなり変わってきます。

地味で穏やかなクラスタに属することが、細く長く学校生活を照らしてくれる可能性があります。

繰り返しになりますが、絶大な承認力のある属したいきらきらグループは、非承認の力も強いことが多いです。

本人の承認力がまだ強くないならば、
削られないクラスタ、キラキラしていない居場所を選びましょう。

孤独サバイバルは最高難度

孤独が好きだから一人でいるんだ!という方もいらっしゃると思います。
確かに孤独はいいですよ。
孤独で一生やっていけるのなら、わざわざ繋がりたくない人と繋がる必要ないです。
他者の感情に触れなくてよくて楽ですし、好きなことが捗りますしね。
緊急避難、短期的戦略として、とても有効な手段です。


長期的には、卓越した能力を持つ者以外にはおすすめできません。
自衛のためには、同盟が必要悪ってこともあると思うのです。

スイスが、永久中立国でいられるのは、世界最強の軍隊、世界の市場を動かす金融、中国もびっくりなロビー活動力あっての物種。

好きあらば滅ぼしてこようとする凶悪な人がこの世にいる限り、孤独、孤立はリスクです。

清濁併せ飲むサバイバルスキルを実践して身に付けていきましょう。


よその親子の様子を追いかけても幸せにはなれないと思うんだけど、ここを押すと、当ブログ知名度が少ーしだけ上がり、日本の教育と未来が少ーしだけ明るくなるかも…なんちゃって。
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