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「もしかして発達グレー研究所」愛されキャラに育てよう!

生きにくい、だけど自力で生きるしかない「もし発」。己を知り、定型を知れば百戦危うからず!

承認欲求を育てすぎないために

前置きします。
発達凸凹子育てには王道はありません。
保護者は、子どもよりも経験はありますが、親としては初心者ですし、多忙です。
親学と、精神科と心理学、教育論という3つの専門分野を網羅することなど不可能ですし、ぴんと来ない方法を継続することはとても難しいものです。

(かく言う私、シールトークン法は何度やっても続けられません…)

スタンダードな関わり方や、ひとつのやり方にこだわらず、続かなくてもよいので、親か、または子ともが、ぴんときたもの、ちょっとやってみようかなと思われたもの、たまには、えったまさかと思われるものを、各家庭各お子さん向けにアレンジしながら試して頂けたらと思います。


どんな子に承認欲求の自己処理システムをプログラムするか

承認欲求との付き合い方、つまり承認欲求のなだめ方が、あらかじめバグなしにプログラムされているかどうかは子ども時代にはわかりません。子どもはみんな、大人に承認されたがるものですからね。

こだわりが強いなど、変わった子かもと思った時点で、プログラムとして入れ始めてもよいのかなと思います。


では、どのようなプログラムを組むべきでしょうか。
もちろん、手法が確立されているわけではありません。当方の考え方を示して参ります。

現在、療育や放課後デイ等で推奨することが多い方法はほめて伸ばす手法ですが、脳の伸びしろが無限のでないわけですから、慎重にしなければいけないと思います。
2-5年程度の比較的短期的な信頼関係作りにはほめほめ対応がとても有効です。ですから、療育や園、小学校で過ごす期間ほめてほめてほめまくる、あるいは納得できる叱り方を徹底することにより、順境においては、問題行動が減るなどの効果は確かにあります。

しかし、長期的には、貶し(けなし)や批判に弱くなります。
逆境どころか、普通の集団適応にさえ悪影響を及ぼすことがあります。
社会に生きていく必要のある階層の子育てとしては、大問題です。

他者からほめられるのが当たり前で育った発達凸凹子は、高学年以降の集団生活で行き詰まるケースが多すぎます。


批判覚悟で申し上げますと、戦略なしに叱らずほめて育てるのは、挫折を先延ばししてしまうようなものであるだけでなく、脳のバランスをかえって悪くするのです。これは知られていませんが、かなり深刻です。

知能は高いがどこか変、そんなお子さんの人類承認欲求補完計画のもとに育てるときには、

・短期的、長期的な誤学習に細心の注意を払いながらほめたり叱ったりする。
・そのたびに、ほめてあげられなくなる時、ほめても喜ばなくなる時が来ることを繰り返し予告する。
・他者によるほめ承認は、脳に対する飴のひとつ。脳は飴に強化されすぎてしまうので、気を付けさせる。
・他者の飴に頼らず、自分で飴を与える方法を身に付けさせる。
・親との信頼関係を傷つけないよう気を付けながら、時には猛烈に叱る。
・体罰をするならば、回数は思春期までに2回絞り、本人が本能的な恐怖を感じるぐらい。ただしトラウマになってもよいと親の責任で判断した場合のみ。
・理不尽に感じる叱り方をする先生の角を矯めず、うまく利用する(今はあまりいないので、親との信頼関係を強めつつ理不尽耐性を身に付ける機会が減っています)
・大好きなことにはハードルをやや高くすることで、ほめすぎを防ぐ。
・苦手だけど頑張らせたいことはハードルを下げてたくさんほめるが、ほめっぱなしにせず、自分の成長に目を向けさせ自らの成長を喜ぶように仕向ける。
可能であれば、いずれ年齢による成長がなくなるという自然の摂理を教えること。しかし、若い頃に身に付けた、頑張って成長しようという行動によって、一方的な衰えが起こるときの衝撃を和らげることができることについても教えること。

提案をしたいと思います。
今回複雑になったので次回は、自分で自分をほめることについてシンプルに書きたいと思います。