こんにちは、ただのおばちゃんです
東京の一部では中学受験するしない、が
ある種のイデオロギーか宗教か
のようになっておりまして
公立小学校の低学年のお母さま方で空気の読める方は
いつから通うか、近隣の塾情報の収集から、塾通いを隠すかどうかなどなど
神経をすり減らしています
バイオリン習っていても別に隠さないよね?
なんで国語算数習ってたら隠すとかいう話になるの?と不思議に思うあたり
私アスペだな…
個人的には、進学塾も補習塾も数ある習い事のうちの一つにすぎない、
という認識です
得意を伸ばすとか、苦手を緩和するといったものです
私立や国立、公立中高一貫校を礼賛する思想は持っていません
現代人が
「自由の喜び」とともに抱えることになった「孤独の恐怖」は
地元の中学校の人間関係を軸に
コミュニケーションを拡げることで緩和できる(こともある)と考えています
わが子についても
公立中で輝けるタイプの子であれば
地元公立中で出会った地元不動産を取り仕切る地主の跡取りと結婚して
趣味をたしなみながらのんびり暮らす~
あるいは
知り合いの子供に勉強を教えて、お礼に野菜やお米をもらって暮らす
こんな人生を歩ませてあげたかったです😆
特に
ASD自閉症スペクトラムっ子やグレーゾーン、もしかして…な子たちが
高確率で抱えている
「社会通念上当たり前のことができない」
「社会性(majorityへの親和性)の乏しさ」
こういった特性がありますと
公立高校受験と切っても切れない
「内申点 様」
が
とてつもない凹になる可能性が高いです
内申点以前に
無駄に知能が高い&社会性ゼロのコンボですと
感じる疎外感はものすごく、
不登校、ひきこもりへと吸い寄せられていきます
ですから
中高一貫校は
最終学歴中卒、の回避を重視する場合は
視野に入れておくとよい
選択肢の一つという考えです
ただし
学力セレクト済の集団に入ることになりますから
相対的学力の悩みも、もれなくついてきます!
私立中高一貫ならば穏やかに暮らせるはず、というのは悪性の幻想です
区立中学いわゆる地元中学から高校進学する際、
選択肢はいろいろあります。
大きく分けると
・都立高校
・私立高校(中高一貫校の高校入学を含む)
を選択することになります
石原慎太郎先生が都知事時代に、都立復権をスローガンに掲げて
大改革を行いました
都立トップ校と呼ばれる複数の高校において、なんと内申点を一切問わない枠を定員の1割の人数分、設置しました
これは実に衝撃的でした
勉強面の凸、内申点獲得力 学校出席力凹を抱えた子の親たちは舞い上がりました
都立トップ校は中学受験トップ層の保護者にとっても気になる存在です
でも我が子が空気を読めない以上、
開かずの扉だと思っていた、
その都立トップ校が
発達障害児をはじめとした
「公立中学の教師に対して
忠誠心を持てない子、
面従腹背ができない子」に
門戸を開いたというのは驚きでした
我が家の場合は
公立の方針=政策次第でころころ変わってしまうもの
と認識していましたので
ブレずに中学受験(中高一貫校受験)を考えていましたら
実際に
2016年度 平成28年度の都立高入試から
特別選考枠
(内申点を問わず、当日のテストの点数で合否を決めるとする)
がなくなりました…
内申点は
社会性、地道さ、部活や委員会活動での実績、アピール力など
総合的な人間力(時として人を陥れてでもサバイバルする力を含む)を推し量るのには学力的な実力テストよりも適していますし
荒れがちな中学生の群れを、そのへんの教員が統率するのにも
内申点が不可欠なのはわかります
「内申点の取れる子はうまく世渡りできる子」であり
さくっと身の丈の就職して、勤労も納税もこなすのです
それはわかっているのです
社会性を軽視し、突き抜け切った天才の方向に子どもを導く教育は
つぶしがきかず、危険な賭けです
一定の確率で大成功者も生み出すでしょうが
ほとんどの子にとっては不幸の始まり
私は「平凡以下でも愛されキャラに」と考えます
それでも都立トップ高校入試が
内申点偏重に戻って
「おりこうさん集め」に
戻ってしまったのは残念なことです
http://www.hibiya-h.metro.tokyo.jp/pdf/28senbatsu_houhou.pdf